前回、上下反転空間が見えてくると、スピリチュアル界でいう地底都市が私たちの目の前に現れてくるかも知れないという話をしました。
地底都市は、意識進化した生命体が存在する世界で、そこでは超高度な文明を持ちながら、皆が争いのない幸せな生活を送っていると言います。
もしかしたらパラレルワールドのような存在かも知れませんが、地底都市が実在すると仮定した時、私たち人間が住む地上都市と、地球内部に存在する地底都市は、二つに分かれた別世界ではなく、本来一つの世界の表裏の関係だろうと思います。
分かりやすく言うと、目に見える3次元空間が表世界である地上都市だとすれば、目に見えない4次元空間(あるいはそれ以上の空間)が裏世界である地底都市だということです。
実際、地底は目に見えません。勿論、穴を掘っていけば目に見えるようになるかも知れませんが、目に見えた時点で、ここでいう地底ではなくなります。
つまり、地底都市は、私たちの足下にあるのは間違いないでしょうが、かといって下に向かって穴を掘っていけばいずれ出会える、そんな物理的な都市ではありません。
冒頭で述べた通り、地底都市は、私たちの意識が上下反転空間を見出した時にはじめて現れる世界なのです。
ところで、地上都市と地底都市をつなぐ存在があるとすれば、それは植物です。植物は、根を通して地底とつながっているからです。
ただ、より正確に言えば、植物は地上と地底をつなぐ存在の象徴、あるいは投影と言えます。物理的なつながりが、必ずしも地上と地底をつないでいるわけではないからです。とはいっても、私たちは植物から学ぶべきことがたくさんあると思います。
このブログでは健康法の一つとして、裸足で大地を歩く『メンタン療法』を紹介しています。「メンタン」は韓国語の発音で「裸地」という意味で、アスファルトなど舗装された道ではなく、土や砂浜の上を裸足で歩くというものです。
私も自然公園などでメンタン療法を行うことが多いのですが、実際に自然の中で学べることはたくさんあります。
その中で一番はやはり、木の根です。
木の根は目に見えませんが、私たちはその存在を感じることはできます。どのように感じるかは、実際に公園などに行くのが一番ですが、木は上だけでなく下にも育ち、その偉大さを感じることもできます。
そして、私たちが木の根を感じているとき、それは地底都市の存在を感じているに等しいといっても過言ではありません。
先ほど木(植物)は、地上と地底をつなぐ存在の象徴と書きましたが、木は、目に見える枝だけでなく、目に見えない根にまで私たちの意識を向かわせてくれるからです。
つまり、地上と地底をつなぐ架け橋的な存在が木なのです。
元記事:地上都市と地底都市をつなぐ存在